鍼灸の施術によって
自然治癒力を高めよう!
自然治癒力を高めよう!
病気になってから薬を飲むのではなく、病気になりにくい体質を作ることが東洋医学の目指すところであり、鍼灸はそれを実現するための方法として古来より行われてきました。
ここでは鍼灸の施術法やその効果、改善が期待できる症状などについてご紹介します。
鍼灸を受ける方によくある症状
-
頭痛が頻繁に
起こる -
ぎっくり腰を
繰り返している -
足に痛みやしびれ
がある -
慢性的な
冷え性を
改善したい
鍼灸の施術の仕組みについて
鍼灸と聞くと、なんとなく「硬くなってしまった筋肉を鍼で緩める」「ツボにお灸をして身体を温める」などといったイメージをお持ちの方も多いと思います。
ですが、鍼は痛いのではないか、お灸は熱いのではないかといった心配をされる方も少なくないでしょう。
こちらでは、鍼灸の施術に用いられる鍼やお灸、および鍼灸の施術によってなぜ症状の改善が期待できるのか、そのメカニズムについてご紹介します。
【鍼について】
東洋医学で「未病を治す」のが名医であるとされます。
未病とは病気になる一歩手前の段階を意味し、不調の段階で対策を講じ、病気にならないことが理想とされています。
その手段の1つとして行われている施術が鍼の施術です。
<鍼の目的>
人間の身体には「気」が流れており、その流れがスムーズであると「元気」な状態が保たれます。
気の通り道のことを経穴と言いますが、元気がなくなってくると気の流れに滞りがみられるようになります。
その場所のことを東洋医学では経穴(ツボ)と呼んでいます。
ツボは全身に361個あるとされますが、気の流れが滞った場所を鍼で刺激し、気の流れをスムーズにする、すなわち元気を取り戻すことが鍼の施術目的となっています。
<鍼の特徴>
鍼の施術には次のような特徴があります。
◆衛生的
かつては鍼を煮沸消毒して使いまわしていましたが、最近はディスポ鍼という使い捨ての鍼が使われているため、極めて衛生的です。
◆痛みが少ない
鍼の施術に用いられているのは、注射針よりもはるかに細い鍼です。
そのため、痛みが少ないことも特徴です。
◆低周波パルス通電をする場合もある
鍼の施術効果を高めるため、低周波パルス通電をおこない、患部により効率的に刺激を加えていくこともあります。
【お灸について】
お灸は2000年以上も前に誕生した施術法で、中国や日本はもちろんのこと、最近ではアフリカなどでも健康目的で行われるようになってきています。
<お灸のメカニズム>
お灸は、生命力の高いヨモギから生成されたもぐさを患部などに置き、そこに火を点じることで筋緊張や血行促進を図ります。
実は、これほど長い歴史を持つお灸の施術ですが、ハッキリとしたメカニズムについてはよく分かっていません。
<お灸の特徴>
お灸の施術には次のような特徴があります。
◆熱を体内に送り届ける
お灸は温熱療法の一種ですが、ほかの温熱療法とは異なり、熱をピンポイントで体内へと送り届けることができます。
◆逆子の改善に使われることがある
お灸は古くから逆子の改善にも使われてきました。
実際にどの程度の改善例があるのか、1980年代に産婦人科医が調べたところ、およそ90%で逆子の改善がみられたということです。
◆香りが良い
お灸の原料となるもぐさには、乾燥させたヨモギの葉の裏側にある線毛を集めて精製したものや、シネオールという精油成分が含まれており、清涼感のある香りが漂います。
<お灸の施術法>
お灸の施術法は大きく分けて、直接灸と間接灸の2つに分類されます。
◆直接灸
その名の通り、皮膚にもぐさを直接置き、そこに火を点じる灸法です。
◆間接灸
皮膚ともぐさの間にニンニクやショウガ、ビワの葉などを挟み、間接的に熱を伝える灸法です。
鍼灸施術による効果と改善が期待できる症状
鍼灸の施術は、日本では平安時代からおこなわれ、江戸時代には医療の中心を担うまでになりました。
身体のツボへのアプローチによって、慢性的な痛みの症状の改善から、精神的な不調の改善にも効果が期待できると考えられています。
こちらでは、鍼灸の施術で期待できる効果や、改善が期待できる症状についてご紹介しています。
【鍼の施術効果】
◆免疫力を高める効果
免疫とは外部からの侵入者に対応する機能のことを意味します。
例えば、傷跡にみられる膿は、細菌と戦った白血球の死骸とされます。
鍼も人体にとっては外部からの侵入者に他ならないため、鍼を刺した場所には白血球が集まってきます。
それによって、免疫機能を高めることが期待できます。
◆筋緊張の緩和効果
筋肉に対して刺激を与えることで、硬くなった筋肉を緩めることが期待できます。
【お灸の施術効果】
◆血流促進効果
お灸による温熱効果によって、血流を促進することが期待できます。
◆自然治癒力を高める効果
もぐさの原料となるヨモギにはシネオールと呼ばれる成分が含まれています。
シネオールにはリラクゼーション効果があることで知られており、お灸の施術をすることで、自律神経のバランスを整えることが期待できます。
自律神経のバランスが整うと、自分の身体を自分で治す力=自然治癒力を高めることも期待できます。
【鍼灸により改善が期待される症状】
世界保健機関(WHO)によると、鍼灸の施術によって、次のような症状の改善が期待できるとされています。
◆運動器系の病気
肩こりや腰痛、むちうち、四十肩・五十肩、関節炎、リウマチなど
◆神経系の病気
頭痛やめまい、自律神経失調症、不眠、神経痛、ノイローゼなど
◆消化器系の病気
胃炎や消化不良、便秘、下痢、消化不良など
◆循環器系の病気
高血圧や低血圧、動悸、息切れなど
◆婦人科系の病気
月経時痛や月経不順、更年期障害、冷え症、冷えなど
◆眼科系の病気
かすみ目や眼精疲労、ものもらい、疲れ目など
◆小児科系の病気
小児喘息、夜尿症、アレルギーなど
エール整骨院の【鍼灸】
鍼灸施術とは、WHO(世界保健機関)が有効性を認めており、身体の頭から足先までの多くのツボ(経穴)を鍼やお灸で刺激することで心身の不調の改善を目指す技法です。
近年、世界各国が東洋医学(鍼灸)を取り入れるようになり、医療や美容面で効果を発揮しています。
<総合鍼灸施術>
東洋医学を基に鍼やお灸による刺激で、自律神経や免疫の働きなどを整えることにより筋肉の緊張を和らげたり、血液循環やリンパの流れをよくすることが期待でき、自身が持つ自然治癒力(病気やケガを治す働き)を高め、本来の健康な身体へと導いていきます。
<鍼施術に対しての不安点>
施術後、主に内出血やだるさなどの症状がみられることがあります。
(※個人差があり、必ず出るというものではありません)
これは、鍼刺激により循環促進など身体が良い状態に変わる際に活発に働きだしている時の反応によるものです。
通常は、1〜2日ほどでおさまっていきます。
また、鍼を打った場所に内出血が稀に起こることがあります。
個人差はありますが、1〜2週間ほどでだんだんと薄くなり、最後は痕は残らず消えていきます。
当院では、なるべくこういった症状が起こらないように鍼の中でも細い鍼を使用し、打ち方、抜き方などの予防対策をしています。
よくある質問 FAQ
-
- 身体に鍼をさすのは痛いですか?
- 痛みの感じ方は人によりますが、ほとんど痛みを感じません。
ただし、筋肉の凝り固まっている部位は多少の痛みを感じます。
(例:毛を抜くくらいの痛み)
-
- 鍼は使い捨てですか?
- 当院では使い捨てのディスポーザブル鍼を使用しています。
-
- なぜ鍼灸で良くなるのですか?
- 簡単に説明すると鍼や灸で経穴(ツボ)や経絡を刺激することにより、身体が本来持っている免疫力や自然治癒力を高めることで症状を改善することが期待できます。
著者 Writer
- 院長:大谷 修一(オオタニ シュウイチ)
- <資格>
柔道整復師、柔道整復師専科教員
<趣味>
スポーツ観戦、アウトドア
<特技>
陸上競技
<一言>
患者様とは一期一会の出会いだと思って施術に当たっています。
「どこに行っても良くならなかった症状がエール整骨院に来たら良くなったよ!」と言ってもらえるような、最後の砦を目指して頑張ります。
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